こんにちは、オモカゲ(@omokage_daisuke)です。
GoPro Hero 9を使う上で、その独特の色味を把握することはとても大切。
今回は、GoProユーザーにとって悩みの種でもあるカラー問題について検証してみます。
GoProカラーはヴィヴィッド&高コントラスト!
GoProはセンサーサイズが小さく、取り込める画像情報に限りがあるため、基本的にPCを使ったポストプロダクションで色調を劇的に変える、いわゆる「カラーグレーディング」には適しません。
そのためメディアに記録されたままの状態で、どれだけ意図する色調に近づけるかということが重要になります。
その点において、GoProはカラープロファイルを「GoProカラー」そして「フラット」の二種類用意しています。
おそらく多くのユーザーが使用しているのが「GoProカラー」だと思いますが、その特徴が過剰とも思えるほどのヴィヴィッド&高コントラストです。
風景においては鮮やかな青や、深い緑など印象的な色合いを残してくれますが例えば人肌などは実際よりも赤く写ったりして一長一短とも言えます。
フラットはナチュラル&低コントラスト
一方でフラットはナチュラルな発色で、実際に見た色合いに近いです。
影が黒く潰れず柔らかく見えることからもコントラストは低く、落ち着いた印象です。PCでのグレーディングには向かないとはいえ、最低限の補正を行いたい場合はフラットを選びましょう。
個人的にはGoProカラーの発色は派手すぎるので、フラットを愛用し、編集段階で彩度やコントラストを調整することで色目を調整することにしています。
撮って出しの状態でも決して悪い色目ではありませんでした。
ただアクションカムとして印象的なシーンを撮影したい場合にはGoProカラーのヴィヴィッドが映えるでしょう。そこは使い分けですね。
ただし室内撮影ではGoProカラーは派手に発色し肌色が赤くなることから、フラットの使用をお勧めします。
結論:それぞれの特徴を知り、シーンごとに使い分けよう!
個人的には印象的な風景を撮影する以外のシチュエーションではフラットを使用しています。
特に室内での撮影ではフラットはかなり自然なスキントーンとなって使いやすい反面、GoProカラーは肌も唇も赤く不自然になります。
またカラープロファイルに関連してホワイトバランスの設定ですが、これは自動でいいと思います。
編集向けに「ネイティブ」という設定もありますが、いたずらに色が抜けてしまうため編集時の負担が大きくなり最終的には画質そのものに悪影響を及ぼす印象です。
ということで、並べてみるとわかりますが、それぞれの色合いはかなり違いますので、GoProカラーとフラットの特徴を知った上で使い分けることが一番ですね。
それでは、オモカゲ(@omokage_daisuke)でした。
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