【レビュー】Ulanzi 1.33XT アナモルフィックレンズ「スマホをシネマカメラに!」

こんにちは、オモカゲ(@omokage_daisuke)です。

今回紹介するのはスマホでシネマティックな映像を撮るためのアクセサリー「アナモルフィックレンズ」です。

本来はシネマカメラに取り付ける死ぬほど高価な「アナモルフィックレンズ」も、スマホ用のものになるとグッとお求めやすくなります。買ったばかりのGoogle Pixel 4aがシネマカメラになるのか、検証してみます。

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まずアナモルフィックレンズとは?

アナモルフィックレンズとは、一言で言って仕舞えば「シネマティックな映像が撮れるレンズ」です。

その構造や成り立ちについては映像史や映画史の授業で習うような内容になりますので割愛しますが、遥か昔、映画フィルム(スーパー35mm)を映画用のフォーマットである「シネスコ」に合わせるために改良されたレンズで、アスペクト比が約2.4:1の横長な映像を撮ることができます。

ちなみに今現在、スマホやテレビやPCなどでよく見るアスペクト比は16:9ですので、それよりもずっと横に広い映像です。

アナモルフィックレンズは被写体を横方向に圧縮して縦長の映像を作り出すことで通常よりも横に広い情報を撮影し、それを編集作業で圧縮を解くことで上下の情報を無駄にすることなく横長の映像を作ることができるのです。

言葉にするとよくわからないと思うので、実物を見てみましょう。

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こちらが通常のスマホレンズで撮った画像。それがアナモルフィックレンズを付けると….

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こうなります。被写体が縦長になることで、通常レンズでは撮れていない横の情報が詰め込まれているのが分かります。この画像の圧縮分を編集段階で解放してやると….

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このように広角レンズとは違った、アスペクト比が異なる横長な画像になります。一見するとアスペクト比が変わっただけで、上下をカットしただけのようにも見えますが、実際にはネイティブ素材から何一つ情報を切り落としていない画像となります。

これが「アナモルフィックレンズ」というものです。

そしてもう一つ、映像効果としてはボケ味が縦方向に顕著になり、光源部分に青いフレアが横走りする効果があります。近年このレンズフレアに関しては映画監督JJエイブラムスの代名詞みたいになってます(使いすぎていい加減にしろとも言われてます)。

スマホをシネカメに「Ulanzi 1.33XT アナモルフィックレンズ」

本来、この「アナモルフィックレンズ」は一般ユーザーの手には届かない大変高価なものでしたが、近年は通常の写真レンズと変わらない値段で販売される「アナモルフィックレンズ」も出てきました。

そんな中、スマホ用の「アナモルフィックレンズ」も開発され、今回紹介する「Ulanzi 1.33XT アナモルフィックレンズ」もその一つ。

たった5千円弱で、アナモルフィックレンズが手に入るというのは夢のようです。今、僕が学生だったら学校なんて行ってないでしょう(キリッ)。

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それでは開封します。

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小さなポーチに隙間なく詰め込まれるアクセサリー群。この「Ulanzi 1.33XT アナモルフィック」は二世代目にあたり、本体カラーがシルバーになったことに加えて、52mmフィルターアダプターも付属。

スマホの多くはF値が固定のためシャッタースピードとISOでしか露出を制御できず、そのため昼間に動画撮影をしようとすると露出がオーバーになること間違いなし! そのためNDフィルターは必須なのです。

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入ってるのはこれだけ、本体(アナモルフィックレンズ)と二種類のクリップ式アダプター、そしてフィルターアダプター。

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本体は高級感があり、作りのいいです。ただ個体差あると思いますが、汚れがデフォルトでついていました。レンズ部分は綺麗でしたけどね。

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これをスマホに装着するとこんな感じです。

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Pixel 4aにUlanzi 1.33XTは最適ではない!?

ここで残念なお知らせです。

この手の汎用型スマホアクセサリーの大きくはiPhoneに最適化して作られることが多く、この「Ulanzi 1.33XT」もPixel 4aには必ずしも最高なアクセサリーということではありませんでした。

というのもスマホのレンズ位置はスマホそれぞれ。各社入り乱れるAndroidスマホはなおのこと、付属するレンズクリップはPixel 4aのレンズ位置には「かっちり」はまりません

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ただレンズのズレに注意すれば使用可能。この空間に付属のクロスを詰め込むなど、対策はできます。

総評:Ulanzi 1.33XT アナモルフィックレンズ

スマホでシネマティックな映像を撮るアクセサリーとしては、コスパ最高です。競合する「MOMENT」のアナモルフィックレンズと比べても格段に安く、手軽に導入できる点は高評価。

スマホの手軽さと相まって、何気ない日常の瞬間でさえも時にはノスタルジックに、時にはサイファイティックに様変わり。

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それでも言及した通り、使用するスマホとの相性は重要ですのでご注意ください。

あと、Androidスマホでシネマティック撮影に挑むのなら、マニュアル撮影とアナモルフックレンズに対応する撮影アプリFiLMiC Pro」の購入を推奨します。

iOSの場合は「MOMENTが出しているアプリでも同様の処置ができますが、Androidでは今のところ「FiLMiC Pro」一択です。

ただし、マニュアル撮影はせずに標準カメラアプリで撮影を行う場合はPCで圧縮を解くこともできるので必ずしも必要というわけでもありません。

ちなみに下に紹介する動画の冒頭映像は標準カメラアプリで撮影して、Davinci Resolveで編集しています。

ということで、今後はこのシネマカメラ”スマホ”でシネマティック映像に挑戦してみますので、YouTubeチャンネルをチェックしてみてください。

こちら(↓)が本記事の動画になりますので、ご登録含め、よろしくお願いします。

それでは、オモカゲ(@omokage_daisuke)でした。


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ロケーション・マネージメント、(主に海外の事情や旅行関係の)執筆から撮影、フォトグラフィックデザインを生業とするフリーランス。訪れた国の数は約80、仕事で長期滞在した国はマレーシア、インド、アルジェリア、ベナン、ベルギー、フランス。コロナの影響で久しぶりに日本に帰ってきました。ご入用の場合は問い合わせページより連絡ください。




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