GoPro Hero9徹底レビュー「1ヶ月使って分かった全てを語る!」

こんにちは、オモカゲ(@omokage_daisuke)です。

GoPro Hero9を購入して約1ヶ月。様々な検証やテストを行った結果を語り尽くそうと思います。いいところもあれば、改善を望みたいところもあります。しかしそれでもGoProは着実に進化を続けています。

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GoPro Hero 9 の正しい進化

筆者はGoPro Hero 5から全機種を購入していますが、個人的には奇数製品に「当たり」が出てくる印象です。つまり「GoPro 5」の感動は「GoPro 6」のそれより大きかったし、「GoPro 7」の衝撃は「GoPro 8」より大きかったということ。

この法則に基づけはGoPro Hero 9も当たりということなんですが、やはり進化には目をみはるモノがありました。

5k画質

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まずGoPro Hero 9の特徴としてとうとう「5k」に対応したということが挙げられます。

4kもまだ使いこなしていないのに5kはオーバースペックだ、という声も聞かれますが、レンズ画角が広角に集中するアクションカムのおいて、トリミングでズーム域を確保する必要があり、そのため5k映像が持つトリミング耐性は大きなメリットとなります。

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そして解像感も明らかに優れている。

ハイパースムースで手ぶれの心配も激減

GoPro 7から導入された「ジンバルいらず機能」Hypersmoothも、GoPro Hero 9では第3世代に突入。

「オフ」「オン」「ブースト」と三段階での設定が可能になりました。

最も手ぶれ補正が効くのが「ブースト」ですが、5K撮影では「オン」でもその効果を十分に実感することができます。「ブースト」の方が画角が狭くなることもあり、筆者は「オン」を使用する機会が多いです。

バッテリーの向上も体感!

GoProにとってバッテリーの弱さが長年の弱点でもありましたが、GoPro Hero 9からは筐体も大きくなったことでバッテリーも一新。全機種に比べて約30%向上したとのことですが、体感レベルでもそれは実感できます。

電源を入れっぱなしにする撮影でもなければ、予備バッテリーも必要ないほどです。

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自動水平維持という革命!

そしてGoPro Hero 9最大の革命がこの「自動水平維持」です。

カメラを傾けても自動的に水平をとってくれる機能で、例えばヘルメットやリュックにマウントした時に体の傾きに対応して自動的に水平をとってくれます。

これまだは編集で水平をとる必要があり、その際には多くの情報を切り取る必要がありましたが、この機能によりさらに「雑」に扱うことができるようになりました。

OSMO POCKETなどのジンバルタイプの小型カメラにも対抗し得る機能です。

やっぱり前面モニターは正義!

自動水平機能により撮影も幅も広がり、そしてGoPro Hero 9から前面モニターに撮影映像が映せるようになったことで、自撮り撮影にも対応。

5kで向上した画質、そして水平を自動でとってくれる機能が加わったことで、Vlogerにとって不可欠なカジュアルな自撮り撮影と室内での撮影の両方に対応できるようになりました。

これらは正しい進化だと感じます。

GoPro Hero 9 の改善点

GoPro Hero 9は画質や機能ともに素晴らしい進化を遂げたアクションカメラだと思います。

それでも完璧なカメラというわけではもちろんなく、改善が期待されるポイントもあります。

夜が苦手なGoPro

GoProシリーズにとって夜間撮影はずっと鬼門でした。機種ごとに改善はみられるも決定的な進化には至っておらず、それはGoPro Hero9でも同じでした。

詳しくは以下の動画を見ていただくとして、今後の改善に期待したいです。

明らかな欠点について

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何度も繰り返しますがGoPro Hero 9の機能進化には目を見張るものがあります。

しかしほとんど唯一にして最大の問題が、このカメラの評価に大きな影を落としています。

それが背面のタッチスクリーンの感度の悪さです。

この点について動画の中で詳しく言及していますが、とにかく思い通りに作動しません。

前々機種のGoPro7と比べても明らかに悪化しています。

アクションカムというシンプルさが売りのカメラにとって背面タッチスクリーンは最も重要で使用頻度の高いインターフェースです。家で例えるところの玄関であり、旅行者にとっての駅であり空港でもあります。そんなユーザーにとって入り口の部分でGoPro Hero 9は非常に残念な仕様になっています。

ファームウェアアップデートによって改善されることを強く希望します。

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GoPro Hero 9の隠れた実力!

大まかな「いいところ」「わるいところ」はこんな感じですが、それ以外でもGoPro Hero 9にはいくつか特筆できる点があります。

WEBカメラとしても簡単&最適

コロナによるニューノーマルな働き方としてビデオ会議が一般化しつつあるなら、GoPro Hero 9をWEBカメラとして使用するとこれが予想外に使えました。

まず設定が簡単です。

GoProのホームページよりデスクトップ・ユーティリティをダウンロードし、GoPro側のUSB接続をGoPro Connectに設定するだけ。後は付属のケーブルでPCと繋げば1080画質でGoPro Hero 9をWEBカメラとして使用できます。

画質も及第点を与えられますし、何より取り回しが簡単。PCと一緒に場所を移動する時でも邪魔になりません。

ここはもっと需要を掘り起こせるポイントだと思います。

プリセットによるシーンごとの最適化

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またあらかじめ用意されているシーンごとのプリセットをユーザー好みの設定に変えることもできる。

高画質で撮影したい場合、長時間撮影したい場合、屋外、屋内、スローモーション、シネマティック風など、シーンごとにプリセットを簡単に呼び出せるので撮影の幅が広がる。

ただしこの機能も前述したタッチスクリーンの感度の悪さが足を引っ張っているのが残念。

結論:アップデートで欠点が消えれば死角のないアクションカムに!

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何度繰り返すが、ユーザーインターフェースはすべての機能の入り口です。

どれだけ優れた機能を搭載していてもそこまでたどり着けなければ意味がないように、タッチスクリーンの感度の悪さはGoPro側も把握しているだろうから、ファームウェアアップデートでの対応を期待したい。

その欠点が払拭されれば、GoPro Hero9が持っている高画質、多機能、簡単撮影というポテンシャルが遺憾なく発揮できるでしょう。

現時点ではまだ不完全なカメラという印象は拭えませんが、その可能性ははっきりと体感できるカメラだと思います。

それでは、オモカゲ(@omokage_daisuke)でした。

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