【Pixel4aレビュー】 手ぶれ補正、画質、各種モードの画角をチェックしてみた!

Google Pixel 4aの連続レビュー企画第四弾として、今回はカメラの画質や各種モードの画角をチェックしてみました。

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まずは動画関係を検証

先日、昼間に外を散歩しながらVlogを撮ってみました。

その時に、手ぶれ補正、フォーカス速度、ズーム画質、ダイナミックレンジをチェックしたのでご紹介します。

手ぶれ補正

手ぶれ具合に関しては、記事の最後にある動画を見ていただくとわかると思いましが、かなり強力でした。

ブレを気にせず普通に歩いていても自撮りやターゲットを追尾している限りはブレはさほど気になりません。そしてすり足で歩いて衝撃を膝で吸収すれば、ジンバルを必要としない程度にはブレを軽減できます。

GoProの「ハイパースムース」には及ばずながら、普段使いでは支障はないでしょう。

フォーカス速度

フォーカス速度に関しては、ターゲットを補足するまでに一呼吸かかりますが、一度認識すればかなり早く追従してくれます。

ズーム画質

動画では5倍ズームが使用できますが、画質はかなり悪化します。Pixel4aはシングルレンズで、望遠レンズを搭載していないので距離のある撮影は弱点です。

標準カメラ

7倍ズーム

ダイナミックレンジ

明暗部を再現するダイナミックレンジについても、多くは期待できません。トンネルを歩いた印象では、暗部側に露出が反応するため、光源近くが白飛びする傾向が強いです。

スクリーンショット 2020 08 26 10 00 01 1

Pixel4aはナイトモードを搭載するなど低照度下での撮影には強いですが、ダイナミックレンジは広くない印象です。

写真の画質について

こちらについては実際にご覧ください。いずれもレタッチしていない撮ってだしのJPEG画像です。

 

AIによって背景をぼかしデジタル処理で被写界深度を浅く見せる「ポートレイトモード」は背景が複雑だと、ボケが不自然になります。特にピント面に接した背景部分はかなり適当。

この辺の精度はソフト側のアップデートでどこまで改善できるか気になるところ。背景がシンプルな人物撮影では十分な効果が期待できますが、スナップ写真でピントを浅く撮りたい場合は注意が必要です。

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各種カメラモードのレンズ画角のついて

各種撮影モードでのレンズの標準画角を検証しました。

通常のカメラモードは約28mm相当。

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ポートレイトモードは約50mm相当。

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動画撮影時は約35mm相当。

スクリーンショット 2020 08 26 10 13 47 1

インカメラは約20mm相当。

IMG 20200821 155410

総評:動画と写真画質には満足だが、ポートレイトモードが残念!

ということで動画の画質と手ぶれ補正には満足できる結果でした。Vlog撮影にも使える印象です。

ただ夏の炎天下での4K動画撮影ではスマホがかなり熱くなり、途中、「デバイスが高温になっています」というアラートが出ました。今度、機会があれば4K動画の撮影可能時間も検証してみます。

また写真の画質も素晴らしいです。特に色再現ではGoogle AIの優秀さが光っています。日常的なスナップ撮影で力を発揮してくれそうです。

ただ「ポートレイトモード」はまだ不十分です。背景のトーンが整っている場合はボケも綺麗ですが、ピント面と背景の色が似ていたり背景が複雑な場合は、ボケがかなり不自然になります。

本来ならボケているはずの距離なのにピントが合っていたり、ピント面とボケている背景の切り分けが雑だったりと、ソフト側の処理が追いついていない印象です。これでは風景写真や街中でのスナップでは使えません。

「ポートレイトモード」への過度な期待は禁物です。

ということで、良いところもあれば不十分なところもあるPixel4aですが、総合的にはかなり満足しています。まだまだ連続レビューは続く予定ですので、よろしくお願いします。

こちら(↓)が本記事の動画になりますので、ご登録含め、よろしくお願いします。

それでは、オモカゲ(@omokage_daisuke)でした。


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