大マダガスカル紀行 第十五話
「マダガスカルのノシベは楽園だった」

夕陽が綺麗だったマハランジャの次に向かうのはマダガスカル北部の孤島「ノ・シベ」。

ここはマダガスカルの楽園とも評されるビーチリゾート。国際空港もあり、フランスなどから直行便もあるためシーズン中にはヨーロッパからのバカンス客で賑わうという。

そのせいもあってか、物価もマダガスカル随一と言われている。

マハランジャからの行き方は、タクシーブルースに乗ってまずアンバンジャ(Ambanja)という街まで行って、そこからノシベ行きのフェリーが出ているアンキフィ(Ankify)に向かう。

マハランジャからは全部で14時間ほどの行程になるはずだった。

しかし最後の移動ももれなくトラブル。

マハランジャを午後4時に出発したタクシーブルースのヘッドライトは点かなかった。

出発して2時間ほどでそのことに気がついたが、あたりは何もない荒野。修理のために次の街へ向かうにも、もう真っ暗で走れない。

乗客から総スカンを食らったドライバーは、何を狂ったのか、スマホの明かりをヘッドライト代わりに走ろうとするが、危険にもほどがあって、罵倒の声はさらに強くなった。

ということで夜行タクシーブルースは夜間の走行を取りやめて、朝が来るまで車内で待機する運びとなった。

ふざけているのだろうか。

そんなトラブルもあって、アンバンジャ(Ambanja)に到着したのは午後3時。マハランジャから24時間かかったが、その半分は停車したままだった。

そこからアンキフィ(Ankify)行きのタクシーブルースに乗り換え、ノシベ行きのフェリーを探す。

フェリーにはスローボートとスピードボートの二種類あるが、ギリギリで最終のスピードボートに乗ることができた。

スローボートはもう終了していた。

そしてなんとかその日のうちにノシベに到着。

初日はノシベの中心地エル・ビル(Hell Ville)に泊まりに、翌日、島の西側に広がるツーリストエリアに向かった。

ツーリストエリアは端から端まで歩いても10分もかからない狭さだが、そこにバーやレストランがひしめき合い、ホテルも点在している。

そして何軒が回って、滞在先として決めたのが「イラン・イラン」というビーチに面したホテル。

この一帯では最安ながら、ビーチまでその距離たった10m。

部屋の窓から海が一望でき、波音はずっと聞こえてくる。

楽園の名もダテではない。

数日後にはこのノシベから出国することになっていたので、事実上マダガスカルの旅はここで終了。

というか、この島では観光するつもりもなく、朝起きたらビーチでひと泳ぎし、疲れたら部屋で休み、また泳いでは、この旅の写真や動画の整理などをして、夕陽を見送るというリッチな毎日を過ごす予定。

旅の終わりは楽園に限るのだ。

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マハジャンガからノシベまでの行き方

マハジャンガからアンバンジャ

タクシーブルース 40,000アリアリ 午後3時から5時発 所用約13時間

アンバンジャからアンキフィ

タクシーブルース 3,000アリアリ 集まり次第発 所用30分

アンキフィからノシベ

スローボート 10,000アリアリ

スピードボート 15,000アリアリ 約30分

ボートは午後四時くらいが最終となり、それを逃すとアンキフィで一泊することになる。アンキフィには宿があるが、電気はない模様。アンバンジャには宿複数あり。

ノシベの宿

Hotel Barracuda

一泊 65,000アリアリから wifiあり

Hotel Irang Irang

一泊 55,000アリアリ wifiなし

ビーチまで10m。ホテルの看板などはないので、周りの人に聞かないとわからない。マネージャーはうろうろしていないことも多いが、色々と親切。複数泊するなら50,000アリアリには値下げ可。

部屋によっては扇風機が弱いので、要確認。冷蔵庫あり。


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ロケーション・マネージメント、(主に海外の事情や旅行関係の)執筆から撮影、フォトグラフィックデザインを生業とするフリーランス。訪れた国の数は約80、仕事で長期滞在した国はマレーシア、インド、アルジェリア、ベナン、ベルギー、フランス。コロナの影響で久しぶりに日本に帰ってきました。ご入用の場合は問い合わせページより連絡ください。




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