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トカットの散策を終え向かったのはトルコ東部アナトリア地方のシヴァス。ローマ帝国の時代から交易の中継地として重要な役割を担った街で、ウル・ジャミイをはじめ歴史的建築物が多く残る。
そして美食の街としても知られ、この旅で最高に美味しい食事と、安くてフレンドリーなハマムを堪能しました。
シヴァスへの行き方
シヴァスは東部アナトリア地方のシヴァス県の県都だけあって、イスタンブールをはじめ各地からバスが走っている。
黒海のトラブゾンからも夜行バスが出ていて、所要時間は約9時間です。
シヴァスのバスターミナル(オトガル)は新しく広々として使いやすい。
また空港もあったイスタンブールから直行便もある。イスタンブールのアタチュルク空港からシヴァスのヌーリ・デミラー空港まで1時間半のフライト。
シヴァスの見どころ
セルジューク朝時代からの歴史建造物が町の中心の広場を形成している。
![DSC04112.jpg DSC04112](https://omokage-expo.com/wp-content/uploads/2019/02/DSC04112.jpg)
特にトルコでもたった二つしか存在しない2本のミナレットをもつジャーミー(モスク)には細密な石彫りの装飾が見られる。
![DSC04159.jpg DSC04159](https://omokage-expo.com/wp-content/uploads/2019/02/DSC04159.jpg)
この一帯は市民の憩いの場所にもなっていて夕方には立ち話に興じるシヴァス市民の姿が多く見られる。
またシヴァス近郊のディヴリーイという町には世界遺産にも登録され、イスラム建築の到達点とも言われる「ディヴリーイの大モスクと病院」もあるが、2018年11月時点では大規模な改修工事が継続中。見学できるエリアが制限されている。
最高のハマムで旅垢を落とす!
シヴァスはトルコ史的にも重要な街で見どころにも恵まれているが、他の観光地と比べるとずっと穏やかで過ごしやすい雰囲気があります。
![DSC04116.jpg DSC04116](https://omokage-expo.com/wp-content/uploads/2019/02/DSC04116.jpg)
居心地のいいゲストハウスでもあれば長居してみたい街です。
その理由にこの町には最高の食事とハマムがあるんです。
ハマムとはトルコ風のスーパー銭湯としてイスタンブールやギョレメではツアーが組まれたりもしますが、そもそもは市民の憩いの場所。観光客向けの値段がインフレするイスタンブールとは違って、安くて、そして素晴らしい設備のハマムが堪能できます。
僕は訪ねたのは「Kursunlu Hamam」というところ。ここは16世紀に建てられ食塩の貯蔵庫として使われていた建物を改装して今に至る。
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入場料(サウナ使用)にプラスして石鹸マッサージとアカスリの全盛りで、40リラ(800円)ほどでした。スタッフも親切で、設備も最高です。ちなみに女性用のハマムも併設しています(中はもちろん別々)。
この旅、最高の食事
そしてシヴァスは美食の街ということも忘れずに。
ここにはキョフテと呼ばれるハンバークが有名。シヴァスは標高が高く、そこで育った牛や羊の肉は身がしまってジューシーなんだとか。
ということで夕食はガイドブック「ロンリープラネット」に紹介されていた「Sema Hanimin Yeri」というレストランへ。
ここはセナさんというお母さんとその息子さんが営む、レストランというよりロカンタと呼びたくなるようは庶民的な場所。しかしお客さんの多くは若い学生が多く、一人でも入りやすい雰囲気。
僕は息子さんのオススメに従って、ナッツと香辛料で味付けしたキョフテと鶏肉のクリームスープを注文。
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そしてまず鶏肉のクリームスープを食べると思わず唸ってしまいました。
めちゃくちゃうまい。チョルパと呼ばれるトルコのスープは朝ごはんの定番で、僕も何度となく食べていますが、はっきり言ってここがナンバーワンです。
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そしてメインのキョフテも申し分なし。
何より嬉しいのが、これだけ食べてもたった35リラ(700円)ということ。スープは出来合いですが、キョフテは注文してから調理してくれてこの値段です。
セナお母さんも息子さんもとても親切で、言葉はうまく通じなくともここに来たら美味しい料理で出会えること間違いなしです。
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シヴァスは最高のハマムと最高の食事が味わえる穴場都市でした。