[トルコ] トラブゾン ロシア人娼婦は消えても最高のパンがあった

ジョージアのバトゥミからバスに乗ってトルコのトラブゾンへと向かいます。

黒海に面し、かつてはロシアとの交流も深かった港湾都市。今回、約17年ぶりの再訪となりました。

消えたものと変わらないもの。ちょっと感傷的になってしまいました。

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バトゥミからトラブゾンへの行き方

バトゥミからトラブゾンへはいくつかのバス会社が運行していて、トルコのメトロ社もバスを出していますが、バスターミナルに行けば一時間に一本の割合でミニヴァンが走っています。

料金は25ラリで所要時間は3時間ほど。

乗客は思った以上に少なく、広々と快適でした。

ただし国境超えの際には急がされる恐れもあるので、余ったジョージアラリはバトゥミでトルコリラに両替しておいたほうがいいです。

両替はバスステーションの外や、カジノがある市内の方がレートがいいです。

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トラブゾンの宿

トラブゾンの中心はメイデン広場と呼ばれる場所で、この近くに安いゲストハウスが固まっています。

しかし広場から港方面へと降りていく道沿いにあるホテルはほとんどが連れ込み宿のようなので、注意しましょう。

日本人にはメイデン広場すぐのHOTEL BENLIが人気のようです。

いくつかのホテルを聞いて回るとだいたい35リラから50リラほど。トルコリラ安なので旅行者には嬉しいですね。

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トラブゾンの見どころ

この街で最も有名な観光地といえば、渓谷の山腹に建てられたスメラ修道院です。岸壁に張り付く様は日本の投入堂のようです。

ただ2018年11月時点では改修工事のため見学が難しいようで観光バスもありませんでした。ちなみに17年前も修復していましたがその時は見学できました。

トラブゾン市内には「アヤソフィア」という「モスク」もあります。ここは13世紀にキリスト教の教会として建てられましたが、オスマン帝国によってモスクに変わり、1960年代には博物館として再出発するも、2013年に再びモスクへと姿を変えた場所です。

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宗教画に描かれる聖人たちの顔はほとんどが潰されています。

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消えたロシア人たちと美味しいパン屋

17年ぶりのトラブゾン再訪でいくつか気が付いたことがあります。これまでトルコのイスタンブールは何度か訪問していていましたが、ここトラブゾンで感じたのはスカーフを被った女性の多さです。

17年前、アジアを横断する長い旅の途中だったこともあり、このトラブゾンに着いた時に「西側の国に来た」という実感を覚えました。その最大の理由は若い女性たちがスカートをはき、日本の同年代の女性とさほど変わらないファッションだったことです。

パキスタン、イランというイスラム圏だけでなくインドでも女性を見かける機会が多くなかったこともあり、当時はかなり驚きました。

やはりエルドアン大統領の新オスマン主義が関係しているのでしょうか。ちょっと残念ですね。

そしてもう一つ。17年前にはトラブゾンの夜を彩ったロシア系娼婦の姿が完全に消えていることです。かつてはホテル街の一角に固まった暗がりの中のカフェにロシアから出稼ぎに来ていた娼婦たちがいました。

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彼女たちは僕らと同じように安宿に泊まりながら夜になると着飾って街に出ていました。

しかしロシアとトルコの経済が完全に逆転した今ではここに出稼ぎに来るロシア人もいません。かつて娼婦たちが客を待っていたカフェは普通の店になり、ドアに立っていた屈強そうなロシア人男性も一緒にいなくなっています。

またかつて存在していたロシアンバザールも跡形なく消えていました。

ちょっと感傷的になってしまいましたが、その代わりに旧市街エリアでめちゃくちゃ美味しいパン屋を見つけました。

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ジョージアで飽きるほど食べたハチャプリとほとんど同じですが、チーズの塩気とバターのコクがパリパリのパンと溶け合う味わいは、本場ジョージアを凌駕するほど。

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滞在中、毎日通ってしまいました。ここオススメです。

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ロケーション・マネージメント、(主に海外の事情や旅行関係の)執筆から撮影、フォトグラフィックデザインを生業とするフリーランス。訪れた国の数は約80、仕事で長期滞在した国はマレーシア、インド、アルジェリア、ベナン、ベルギー、フランス。コロナの影響で久しぶりに日本に帰ってきました。ご入用の場合は問い合わせページより連絡ください。




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