[ジョージア] 首都トビリシで格安ヨーロッパ体験!

アゼルバイジャンから陸路で国境を越えてジョージアに入国し、一気に首都トビリシまでやってきました。

アゼルバイジャンからジョージアに入国すると、その物価の安さに驚きます。街並みはヨーロッパなのに、物価はインド。

そう、ここジョージアは世界中のバックパッカーにとって天国なのです。

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アゼルバイジャンからトビリシ(ジョージア)への行き方

アゼルバイジャンのシェキから一気にジョージアの首都トビリシに向かいました。

時間的にはちょっと忙しい移動となりますが、旅の序盤はちょっと無理をしてでも動きたいものなんです。

まずシェキのバスターミナルからジョージアの国境に近い街バラカン(Balaken)に向かいます。シェキ=バラカン間のバスは一日に二本と少なく、前日の予約をオススメします。

もしバラカン行きに乗れなかった場合は、途中の街ザカタラ(Zaqatala)を経由すれば多少の時間ロスはあれど大丈夫とのこと。

僕はシェキを朝10時に出発するバラカン行きのバスに乗りました。値段は3マナト。所要時間は約3時間です。

バラカンからジョージアとの国境まではタクシー利用が一般的。バスの停車場から近い大きな旗がたなびくガソリンスタンドが国境までのタクシー乗り場。

タクシーはチャーターすれば5マナトほどですが、他にも国境に行く人がきっといるのでシェアすると一人1マナト。

国境は簡単に越えられます。ビザも不要。

無事にジョージアに入国すると、そこからまたタクシーに乗って国境から4キロほど先にあるラゴデキ(Lagodehki)へ。国境のタクシーはとにかく高い値段を言ってきますが、一台5ラリ(一ラリ=約40円)なので、シェアすれば一人1ラリくらいです。

そしてラゴデキからトビリシまではバスで約3時間ほど。トビリシには日がくれた頃の到着となるので、それが不安な方はジョージア側のラゴデキで一泊することをオススメ。ゲストハウスもありました。

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トビリシの宿

トビリシにはいくつか日本人向けのゲストハウスもあるようですが、インターネットで探せば一泊300円くらいの激安ドミトリーから選べます。

初日の夜は寝るだけということもあって鉄道駅に近い一泊8ラリ(たった320円!)のドミトリーに泊まりましたが、値段はインド並でもそこそこ清潔で、これはバックパッカーには嬉しいでしょう。

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一泊2000円も払えば、朝食もついて日本のビジネスクラス程度の部屋に泊まれ、案外このくらいの宿が一番コスパが高いかもしれません。

旅行者向けの宿は主に旧市街エリアに固まっていて、移動もしやすいのでオススメです。

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グルジアからジョージアへ

かつてはグルジアとロシア語読みで呼ばれていましたが、南オセチアの領土問題から2008年にはジョージアとロシアが紛争状態に入ったことから、ジョージアはロシアの影響下から逃れるため親欧米政策へと舵を取り、各国にグルジアという国名を英語読みのジョージアに変更するよう求めました。

そのため日本でもグルジアからジョージアへと国名が変更されましたが、トビリシには敵国であるはずのロシア人の観光客もたくさんいて、隣国との付かず離れずの関係性がコーカサスの入り組んだ政治状況を物語っているようです。

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そして親欧米路線のおかげでジョージアではアゼルバイジャンと比べても英語の通用度が高く、「ハラショー」地獄ともここでオサラバです。

格安ヨーロッパ体験

物価も安く、美味しい物に溢れ、ホスピタリティも心地よく、街並みはまるでヨーロッパ、となれば世界中のバックパッカーにとって天国なのですが、それだけでなくここトビリシには温泉まであるんです。

そもそも「トビリシ」とは「温かい」という意味の言葉が由来となっていると言われており、昔から温泉との関係が深いのです。

そのため町の中心にはハマムエリアがあって誰でも旅の汚れを落とすことができます。またハマムといってもトルコ風のサウナ式ではなく、お湯に浸かる方式などで日本人にもぴったりなんです。

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他にもケーブルカーに乗ってトビリシの夜景を堪能したり、ジョージアにキリスト教を持ち込んだ聖ニノゆかりの大聖堂や時計台など、旧市街には見所もたくさん。

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おそらく最もお手軽にヨーロッパ気分を味わえる街の一つと言えると思います。

時間があったら一週間くらいこういう町でノンビリしたいものですね。


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