灼熱のスーダンで墓場のトランス踊り「ジキルダンス」を見学してきた!

エジプトの南、エチオピアの北に位置するスーダンはまさに「ギブ・アンド・テイク」の国と呼ぶにふさわしい。

まずスーダンを訪れる上で、「ギブ」つまり犠牲にしなければならないことを紹介する。

ビザの取得が面倒でしかも値段が高い。そして国土の大半が砂漠で死ぬほど暑い。日本の猛暑がここでは通常なのだ。

またアメリカの制裁対象国ということで国内では欧米系のクレジットカードは使えず今時ATMキャッシングもできないし、何よりこの国を訪れてしまうとアメリカにヴィザなし渡航ができなくなる。

これらの犠牲はなかなかキツく、そのためスーダンは東アフリカを縦断する旅行者ですら回避することが多い「メンドウ」な国なのだ。

しかしスーダンは敬虔なイスラム国家。

与えたのなら、受け取るものをたくさんある。つまりちゃんと「テイク」も用意されている。

まずスーダン人が死ぬほど親切ということ。周辺のエジプトとエチオピアでは日常的に遭遇する鬱陶しい連中も、スーダンではまず見かけない。コーヒーを飲もうとすれば誰かが支払ってくれたり、道に迷うと誰かが親切に教えてくれる。

「旅人には親切たれ」というクルアーンの一節を地で行くような人々なのだ。

そして首都ハルツーム郊外ではイスラム教神秘主義のスーフィズムに関連する儀式も見ることができる。

今回紹介するのはその儀式「ジキルダンス」です。

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墓場の儀式ジキルダンスを見に行く

ジキルダンスが行われるのはイスラム教の休日金曜日。

ハルツーム市内のバス停から郊外に向かうこと約30分。開催されるのは大きな墓地。

イスラム教の厳格なイメージとは異なり、トランス系の儀式でした。

途中からはかなりボルテージが上がり、老若の男たちが一心不乱に踊り続けます。

何かとハードルの高いイスラム教の儀式ですが、スーダンでは入国というハードルを超えてしまうと後は楽です。ここでは写真撮影も問題ありませんでした。(スーダンの街中では写真撮影が嫌がられるケースが多いです)

旅行者には人気のないスーダンですが、それゆえにイスラム本来の優しさにも触れることができ、神秘の儀式も見学できるのだから、是非とも機会があれば訪れてみてください。

あと料理も何気に美味いですよ。

詳しい模様は動画でご覧になってください。


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【運営者プロフィール/Profile】

ロケーション・マネージメント、(主に海外の事情や旅行関係の)執筆から撮影、フォトグラフィックデザインを生業とするフリーランス。訪れた国の数は約80、仕事で長期滞在した国はマレーシア、インド、アルジェリア、ベナン、ベルギー、フランス。コロナの影響で久しぶりに日本に帰ってきました。ご入用の場合は問い合わせページより連絡ください。




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