[アゼルバイジャン] 石油とパンの街、バクー

一ヶ月ほどかけてコーカサス地方を調査するためにアゼルバイジャンのバクーに到着したのは10月中旬のこと。

かつてのコーカサス地方はビザが必要だったり、周辺諸国との軋轢で緊張感がむんむん漂っていたりと、決して簡単に旅行できる地域ではなかった。

それが近年になり日本人へのビザの免除が進み、また物価高が懸念されていたアゼルバイジャンも石油価格の暴落とともに周辺諸国と大差がないまでに安くなった。

と言うことでまだ行ったことのなかったコーカサスの旅へと出発しました。

<スポンサーリンク>

アゼルバイジャン入国

コーカサス山脈の南側への入り口はアゼルバイジャンの首都バクーにあるヘイダル・アリエフ国際空港の利用が一般的。

コーカサスとはアゼルバイジャン、アルメニア、ジョージア(グルジア)の三ヶ国をさすが、アゼルバイジャンとアルメニアは国境を閉ざし合うほどの犬猿の仲で、両国間を行き来することはできない。

そのためまずアゼルバイジャンに入国し、ジョージア、アルメニア、そして再度ジョージアに戻ってくると言うのが一般的なルートとなる。

ビザ

ほとんどの国と地域の旅行者には有料ビザが20ドルほどに設定されているなか、日本人はなぜか無料。

入国前に簡単な書類を書いて窓口で提出すれば、薄っぺらいレシートみたいなものをもらえる。それがビザ。

GOPR0054

潤沢なオイルマネーで作られた前大統領の名を冠した空港だけあって清潔な綺麗な建物だが、人の往来は少なく入国もあっという間。

空港から市内へ

空港から市内へはタクシーかエアポートバスを利用。

空港を出るとタクシー運転手が客引きに来るが、相手にせずにバスを捕まえよう。

日中は30分間隔、夜間は一時間と24時間運行している。

しかもお値段たったの1.3マナト(80円くらい)!(1マナト=約65円 2019年1月)

ただ注意したいのはバクーの市内移動では地下鉄や大部分のバスなどキャッシュレス対応が進んでおり、SUICAやICOCAと似たバクーカードと呼ばれるものを手に入れる必要がある。

空港利用者の場合はこのエアポートバスに乗るのに合わせて購入することになる。カードの券売機は空港を出てすぐのバス乗り場前にある。タクシー運転手に聞くのではなく、空港の係員に尋ねれた方が面倒がなくていい。(面倒があった人です)

そして市内の中心に位置し、地下鉄も通る「28 May駅」までは約30分です。

エアポートバス詳細:Airport Express bus

DSC01769

バクーの見どころ

はるか昔から「火の国」として知られる由来でもあるカスピ海に眠る潤沢な石油を背景に急激な成長を続けるバクーは、一般的にはさほど旅行者受けする都市ではありませんが、実は観光スポットは以外にも多いです。

バクー旧市街(世界遺産)

旧市街のランドマークでもある乙女の塔やシルヴァンシャー宮殿などが有名。

旧市街の中心にはレストランやお土産物や高級ホテルなどが立ち並び、賑わっています。

DSC01811

ただ昔ながらの雰囲気を味わうというにはいささか騒々しいので、観光地と割り切りましょう。

カスピ海

地下鉄で簡単にアクセスできるカスピ海。

海岸前には広い遊歩道が設けられていて夕涼みをする地元の人々や観光客でにぎわっています。カスピ海の遠くには海上施設が見え、夜になる発色するフレイムタワーもよく見えます。

DSC01839 1

そのほかバクー郊外には2000年も消えずに燃え続けている丘、ヤナルダグ。

そして世界遺産でもあり貴重な太古の壁画や彫刻群が残るゴブスタンなどもあります。

ということでここからコーカサスの旅がスタートです。

<スポンサーリンク>

旅のウンチク

アゼルバイジャン人はパンが大好き。どこに行ってもパン屋はあるし、小さな売店でも十数種類のパンが置いてあるのが普通。

DSC01825

この国ではパンは信仰対象のよう。

その証拠に彼らはパンを捨てません。もちろん廃棄されるパンはありますが、他のゴミと一緒に捨てられることはないといいます。

古くなったパンや汚れたパンを捨てるときは、ちゃんと他と区別して袋に入れてゴミ箱の吊るしておく。決して地面やゴミ箱に投げ捨てるようなことはしないのです。

こういう一本気な態度は素晴らしいですね。

DSC01823


この記事を発信します。
<スポンサーリンク>

【運営者プロフィール/Profile】

ロケーション・マネージメント、(主に海外の事情や旅行関係の)執筆から撮影、フォトグラフィックデザインを生業とするフリーランス。訪れた国の数は約80、仕事で長期滞在した国はマレーシア、インド、アルジェリア、ベナン、ベルギー、フランス。コロナの影響で久しぶりに日本に帰ってきました。ご入用の場合は問い合わせページより連絡ください。




旅の青春小説
ユーラシア365 中国・チベット編

飛行機を使わずにユーラシア大陸の果てまで行けるだろうか……。
新時代の春、 <僕>はフェリーに乗って長い旅に出た。急成長を遂げる中国を舞台に、怪しい旅人との出会い、自由の高揚と旅の感傷、チベットの光と影、そして一生に一度のそれぞれの旅……。
青春の影を引き連れて、365日にわたる大陸横断の旅が今、はじまる!