空気の悪いアンタナナリボから脱出すべく、北に向けて出発。
最終目的地はマダガスカルの楽園「ノシベ」なのだが、アンタナナリボからタクシーブルースで24時間以上かかるのでオッサンにはしんどい。
ということで途中にいい感じの街はないかと探していると、マハジャンガという北西部の街が見つかった。
しかし困ったのは事前にチケットを買おうと北方面のターミナルに行ってもマハジャンガ行きが見つからないのだ。
看板には「Mahajanga」と書いているのだが、どこのブースも「ここじゃない」と冷たい。
色々と聞き込んでやっとわかったのは、最近になって別の新しいターミナルができて、マハジャンガ行きは全面的にそっちに移ったという。
ということでマハジャンガ行きバスが集まっている「Mari」ターミナルに行く。
新しいだけあって整然としたターミナル。タクシーブルースの値段も横並びで、各オフィスのブースも用意されている。何軒が回って、窓際の席を確保。昼の3時に出発して、翌朝の5時にマハジャンガ到着予定だという。
そして実際にそのタクシーブルースが出発したのは夕方の5時だった。マダガスカルでは大抵のタクシーブルースは時間通りに出発しない。
しかしマハジャンガに到着したのは予定通り朝の5時だった。これまでに乗ったタクシーブルースの中でも最速に入る車で、ビュンビュン飛ばしていた。
ということでほとんど情報のないマハジャンガだったが、トゥクトゥクに安いホテルを案内してもらう。
初日は土地勘もないから、言われるままにオススメのホテルにチェックイン。インド系のオーナーのホテルでwifiもあって悪くないが、窓が小さくちょっと息苦しい。
マハジャンガはマダガスカル北西部の海岸都市。
モザンビーク海峡に面し、夕陽が綺麗なことで知られているという。
夕方、海に面した通りに向かう。そこにはマダガスカルの固有種ではなく、アフリカ大陸から持ち込まれた樹齢700年ほどの大きなバオバブがあって、この町のランドマークにもなっていた。
そして日が傾きに従って、人がわんさか集まってくる。
海風に当たって夕涼みをする地元の人たちや、マダガスカル人の旅行者たち。
子供向けの小型遊園地があったり、屋台も立ち並ぶ。毎晩、お祭りをしているみたいだった。
そしてここから見る夕日は確かに綺麗だった。
マハジャンガはのんびりするには最適な規模の街でもあった。市場には安い食堂が立ち並ぶ一方で、海岸近くには洗練されたカフェやレストランも立ち並ぶ。大きなスーパーマーケットもあるし、魚料理も美味しい。
そして郊外には「シルク・ルージュ」と呼ばれる侵食によってできた円形の渓谷があって、不思議な赤色のグラデーションを見ることもできた。
ここでちょっと体調を整えるのもいいかもしれない。
アンタナナリボからマハジャンガへの行き方
マハジャンガへな「Mari」ターミナルから出発している。「Mari」ターミナルへは市内からタクシーで15,000アリアリほど。
マハジャンガまでのタクシーブルースは一律35,000アリアリ。またこのターミナルから出発するタクシーブルースは基本的に一列4名までしか乗せてはいけないらしく(当たり前だ!)、これはありがたい。しかし途中で人を乗せることもある。また人気のあるタクシーブルース会社(Bestyなど)から席は埋まっていくので事前にチケットを購入したほうがいい。
マハジャンガの宿
Hotel Bella Maria
一泊 35,000アリアリ(トイレ、シャワー付き)窓がなく、暗い。
45,000アリアリ(トイレ、シャワー付き)部屋は広く、テラスもある。
各部屋にwifiが入るようになっていて、部屋ごとにパスワードが割り振られている。
到着しトゥクトゥクに連れて行ってもらった宿。海岸にも近く、周辺にはスーパーマーケットやレストランもあり利便性は高い。
Chez Mme Chabaud
一泊 35,000アリアリ(トイレ、シャワー付き)
wifiはロビー周辺で使用可能。
前記の宿から移動。こちらは市場に近い。部屋も綺麗。