セブンイレブンの仏代表「カスクート」が美味しすぎて、粉もん代表の「お好み焼きパン」が完敗だった!

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こんにちは、フランスかぶれ関西人のオモカゲ(@omokage_daisuke)です。

みなさん、カスクートってご存知ですか?

フランス語で「casse-croûte」と書いて実際には「カス・クルート」と発音する方が近いですが、セブンイレブンから発売されたこの「カスクート」があまりにレベルが高すぎて、一緒に買った謎の粉もんパン「もちもちお好み焼きパン」が霞んでしまうほどだったので、今回紹介してみます。

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謎のフランス代表食「カスクート」とは?

それでは「カスクート/casse-croûte」とは何か?

フランス語で「壊す」を意味する動詞「casser」から派生した「casse」と、パンの皮を意味する「croûte」が合体した言葉で、直訳すると「カスクート」とは「パンの皮がボロボロになったもの」となります。

パンの皮がボロボロになったもの?????

意味不明ですよね。

この辺がフランス語の回りくどいところで、フランスパンに切れ目を入れてサンドイッチでも作ろうとすると、その皮がボロボロとこぼれるわけです。フランスのパンって日本のようにほんわか柔らかなものは珍しくて、パン粉にするときはガチでトンカチでぶっ叩くほどカッチカチなんです。

つまりパンに何かを詰めようとすると、どうしても皮が剥がれ落ちてしまうのです。

その状態が「casse-croûte」、つまり、「パンの皮がボロボロになった」カスクートなんです。

セブンイレブンのカスクートは最高だが、関西粉もん代表も黙っていない!

セブンイレブンは以前にもこの「カスクート」を販売し話題になりましたが、2020年9月再販してくれました。

今回、ゲットしたのは「生ハムとカマンベールのカスクート」

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昨年食べたのはスモークチキンのカスクートでしたが、今回は生ハムとカマンベール。最高じゃないですか。

と、早速レジに持っていこうとしたところ、菓子パンコーナーで目に入ったのがこいつ。

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フランスかぶれの関西人の血がにわかに騒ぎます。

「お好み焼きパン」ってなんなんですか? お好み焼きをパンで包んでるんですか?

カスクートをゲットした喜びよりもネイティヴ関西人としての矜恃が試されている気分です。これは試さずにはいられません。

ということで2020年9月、唐突にもフランス代表「カスクート」と、謎の粉もん代表「お好み焼きパン」との抗争がセブンイレブンで勃発することになったのです。

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仏代表「カスクート」は流石の貫禄!

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まずは「生ハムとカマンベールのカスクート」を試してみます。

菓子パンコーナーではなく弁当コーナーに置いてあったこともあり、お値段もちょっとお高め。まるでフランス人の態度みたいです。

しかも開け口まで特別。

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袋の外からでも生ハムとカマンベールチーズが仲良く折り重なっているのが分かります。

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切り口はこんな感じ。辛子マヨネーズが香ばしいです。

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胡椒も本格的です。

で、お味の方はと言えば、これはもうバカ旨でした。

35度の真夏日の昼間でも、生ハムの塩っけとカマンベールの旨味が食欲をガンガン刺激します。そして辛子マヨネーズも洗練されています。

そして何より嬉しいのが、パンがふかふか

本場のカスクートがカッチカチで、ひどい時にはパンの皮が歯茎に刺さったりしますが、これは柔らか。

まるでイメージの中のフランスのよう。

ゴミも落ちてなく、洗練された人々が行き交い、知的で華やかなパリ。(実際にはゴミだらけで、スリが多くて、上から目線でイラつくことも多いですが…)

と、これはもう満点です。あっという間に食べてしまいました。

謎の粉もん代表「お好み焼きパン」に重大な疑惑が!

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続いて「コクと旨みのもちもちお好み焼きパン」です。

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一見するとパンというより、フニャッたお好み焼き。

袋から開けると生地の隙間から何やら見覚えのあるものが見えました……

そして真っ二つに割ってみると……

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中から出てきたのは、焼きそば!

いやー、実はちょっと嫌な予感はしてたんです。

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日本語では「お好み焼きパン」って書いてあるのに、英語では「Fried Noodles」と書いています。

なんやねん、焼きそばパンやん。

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正確にはもちもちの生地で焼きそばを包んだもの。お好み焼きというには無理があります。

しかし、味はね、美味しいんですよ。

焼きそばの歯応えもしっかりしていて、生地のもちもち感もよく出来ています、焼きそばパンとしては

かろうじてカツオをふったからって、お好み焼きというのは無理があります。

総評:セブンイレブンの「カスクート」は間違いなし!

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ということで価格帯もコンセプトも違うので一概に同じ土俵では比べられませんが、やはり美味しさでは「カスクート」が飛び抜けています。

バランスというか総合力というか文化性というかきっと誰が食べても満足できるでしょう。

かたや「お好み焼きパン」は「焼きそばパン」です。

こういったあからさまなツッコミまちのボケは、実は関西ではけっこう嫌われます

「わて、ボケてまっせ」という主張が関西風のソースと相まってこの夏の暑さには重いのです。コンセプトやネーミングなど改良の余地はあると思います。

ということで今回はセブンイレブンのパンを紹介してみました。

こちら(↓)が本記事の動画になりますので、ご登録含め、よろしくお願いします。

それでは、オモカゲ(@omokage_daisuke)でした。

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